新潟の大森さん の 6BM8全段差動アンプ 2011.01
楽器の製作をされています。 手元の材料を活用されて、木製ケースを作られました。 載せてあるトランス、球は当店のキット品と同じです。
今後は ダストカバーの製作と 「14GW8を試してみたい」 の予定です。
今回は ケースに余裕があり、 14GW8用のヒータートランスが格納できるのも良いと思います。
こうなると思うのですが ヒーター電源ですが 6.3V×1 ではなく 6.3V×2 にしておくと 兼用できるのですが
×2 があまり無い状態です。
これは 作者の大森さんの第一印象です 私のつたない表現力を補っていただけかと
さて,音ですが,低音の出方が違いました。よく出ます。
(この印象は例のエレキットシングルとの違いです)
輪郭もカチッと出る印象で,打楽器のアタックやウクレレの指板に
演奏者の爪が当たる音が聞こえてきました。(これは生演奏だと
聞こえるのですね。)
ただ,音を出したばかりで分かりませんが,今ひとつ広がりが
足りない(スピーカーから音が離れない)ような感じがしているので
配線の雑な所などを見直しながら,6BM8をエージングしつつ
様子をみたいと思っています。
以下 完成後のお便り原文を コピペします。
大森さんへ 今回の出会い ありがとうございました。 今後も手元に置き 愛用、発展させてください 生涯の友になることを願ってます。
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お世話になっております。
ようやく,全体がとりあえず完成しました。
音も落ち着いたのか,安定して聞こえるように
なりました,エレキット6L6GCシングルと聞き比べ
たのですが,いかに今までは音をぼやかして雰囲気で
聞いていたのかがわかりました。もう戻れません。
全体には添付した写真のとおりです。
木工の証として,ボリュームや裏周りの金具のルーティングを
しました。金板ではできないことだと自己満足しています。
裏板のフギャードメープルが普段は見えないところが
見えないおしゃれです。(もったいないですが)
ネオン管のオレンジとシェルインレイの光がパープルハート
の木目と真空管の灯火で,夕景の灯台のような雰囲気と
自画自賛をしましたら,家族に「灯台は4本は無い!」と
突っ込まれてしまいました。
木裏にシールド塗料を塗って,アースをかけようとしましたが,
ノイズもなく,その必要はないようです。
基板へのインライン系を手直ししていきたいと考えています。
この度は,川俣さまのお陰で,差動アンプの門をくぐらせていただき,
大変感謝しております。
年末で花屋さんのお仕事も大変な中,質問にも答えていただき,
申し訳ありませんでした。ありがとうございました。
また,他の種類の管を使った回路など,期待しています。
それでは,よいお年をお迎えください。
褐色のパープルハート材、背面のフギャードメープル材